このようなニュースがありました。

下水処理場建設地から産廃~処理に10憶円~
【引用YOMIURI ONLINE】

このニュースのように建築予定の土地から産業廃棄物が出てきてどうすればよいかというご質問はとても多いです。このように大規模な事例からちょっとした事例まで大小様々です。地面から廃棄物が出てくると1、精神的な嫌悪感と2、物理的な不安と3、金銭的負担が生じます。

1、精神的な嫌悪感
これについては直接対応が難しいとしか言いようがありません。仮に目に見える廃棄物を除去したとしても精神的な嫌悪感は残ってしまいます。時間が解決するのを待つしかないのかもしれません。

2、物理的な不安
地盤としての強度が出るのか、地震で建築物が傾かないか、悪臭が出ないかなど様々です。ただ少なくとも建築物を建てる場合には既にこれらの不安をクリアしてから着工するはずです。つまり着工している時点でその土地は基本的には問題ない事が多いです。

3、金銭的負担
基本的には昔埋められていた廃棄物については現在の所有者が負担せざるを得ません。残念ながら所有者が負担して撤去するケースが多いです。埋められていた廃棄物は分別されておらす撤去費用が多額になる事があります。

建築予定の土地から廃棄物が出てきたときにこの1と2を混同してしまいがちです。ここの混同を解いてあげない限り永遠に解決はしません。この1と2の混同を無くして冷静に考えると解決方法が幾つか出現してきます。

所有している土地から廃棄物が出てきても冷静に分析をしてまずは状況を把握することが一番大事です。
その後に対応策を考えたら思ったより簡単に簡単に解決することが多いです。