全国的に大きなニュースになりました。
「プラごみ、資源ごみで回収 自治体に要請 政府有識者会議が基本方針」

プラスチックごみの回収種別を新しく設けてリサイクルを推進する方針固めたようです。
これにより自治体は今まで焼却していたプラスチックごみを新たに分別してリサイクルに回す必要が生じてきます。
新たなコストがじわじわと自治体にのしかかってくるのは間違いありません。
分別自体は住民が負担してくれるので可能だと思いますが果たしてリサイクルはどうでしょうか。

そもそも、現在の日本のリサイクルはサーマルリサイクル(焼却して熱回収)が56%と高く、資源にするマテリアルリサイクルは23%に低迷にしています。
こう考えると、半分以上が自治体での焼却をやめて民間企業で焼却をすることになります。

「自治体での焼却をやめて民間での焼却にする。」

これが政府の基本方針なのでしょうか。

家庭から排出されるプラスチックごみ全量がマテリアルリサイクルに回る事は非常に難しいと思います。
マテリアルリサイクルはとてもコストが掛かります。
政府がいくら自治体に補助金を出しても足りないのは目に見えています。
自治体はマテリアルリサイクルの費用を毎年真敏負担するほど余裕はありません。

リサイクルはすべきです。
リサイクルは費用がかかります。

この課題に正面から向かい合う時代に突入したという事でしょうか。