こちらのニュースをご覧ください。

北九州事業所含む17県全てでPCB廃棄物処理漏れ約160件
引用:西日本新聞

2020年3月にこれを予見した記事を書いておりました。

廃棄物コラム「PCB廃棄物九州・中国・四国で保管発覚90件」

PCB廃棄物処理に締め切りを設けてしまうとこのような事が起きるのは簡単に推察できます。
理由は明確で国民全員に周知させる事はとても困難だからです。
申請すれば10万円もらえますよと言っても申請しない人がいるくらいなので、PCB廃棄などもってのほかでしょう。

北九州のPCB処理施設は既に解体中であり機能しません。
そうなると遠い場所へ運搬して処理するか、再度北九州に処理施設を建設するかの2択です。
運搬費は排出者負担でしょうからますます処理は進みません。
とりあえず倉庫に置いとこうかになるのが目に見えています。

PCB処理を進めるには行政がリーダーシップをもって排出者を引っ張っていくのが理想です。
ただ、現実には予算と法体系の構築が必要になり時間を要する問題になりそうです。

私達のようなコンサル会社と行政が提携して処理を進めて行くのが一番早い気がします。