総務部チーフの大野です。
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約646万トンにも上ります。
これを日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることになります。
またコンビニの立地や店舗の規模によって異なりますが、コンビニ1店舗1日で約2~5万円ほどの食品ロスが出ています。

そんな中、大手コンビニのセブンイレブンとローソンが、消費期限切れが近い商品を購入した場合、ポイント還元による実質値引きを行うと発表しました。
これは利用者が消費期限の迫ったお弁当等を購入した場合、セブンイレブンは消費期限5時間程前になると自動的に対象になり、レジで会計する際に電子マネーnanacoのポイントが数%上乗せされます。今秋に約2万店全店で開始されます。

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一方ローソンは、消費期限の迫った商品に専用シールが貼られ、この商品を午後4時以降に購入すると、価格の10%分が実質値引きされ5%は共通ポイントサービスPontaに還元され、残りの5%は子育て支援等の寄付に充てられます。
6月から愛媛県と沖縄県で試験導入され、結果次第で全国展開も検討されます。

食品ロスが多くなれば、それだけ加盟店の廃棄にかかる費用負担も増える為、このシステムは食品ロスも減る上、廃棄費用も減り、且つ売上も上がる為とても効率的な対策ですね!
このような記事を書いている中、最近オープンしたスーパーに行った時、オープン初日の為か大量のお弁当やお総菜が所狭しと豪華に並んでいたのですが、まだ16時頃にも関わらず値引きシールの貼ってある商品がとても多いことが目につきました。
あと数時間の閉店時にどれだけ廃棄することになるのだろうと気になってしまいました。
以前までは特に何も感じなかったのですが、一人ひとりの意識が重要なのではないかと再認識した出来事でした。