総務部チーフの大野です。
4月1日になり、新元号も「令和」に決まりましたね。気分も、元号も来月から心機一転といったところでしょうか。

さて、廃棄物の話ですが、不法投棄はどの自治体でも度々問題になっています。どうしたら不法投棄は無くなるのでしょうか。
先日テレビ番組で、とても面白い取組みが話題になっていると紹介されていました。
大阪市和泉市父鬼町は、2006年当時、不法投棄が横行していて頭を悩ませていました。車の通行も頻繁ではない場所だった為、無法地帯と化し、色んな場所にゴミの山ができるようになってしまったのです。タイヤやパソコン、仏壇などの不法投棄が繰り返されていました。
最初の頃は、町内会がトラックでゴミを回収していたのですが、それもいたちごっことなってしまい、ある看板設置を思いついたのだそうです。

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「不法投棄者を見つけ すみやかに通報し 抽選で沖縄旅行に行こう!!
 通報するには車のナンバーあるいは携帯で写真を撮ろう」

こんな看板が設置されていたら、その場所を通る度、見つけてやるぞ!という気持ちになりますよね。そして不法投棄者も周りの目が気になって捨てにくくなるはずです。
さて気になる沖縄旅行プレゼントは、どうなったのでしょうか。
実は未だ実施されていないのだそう。というのも看板設置後10年間、不法投棄者を見つけたという通報が1度もなかったのです。
無くそうとしても無くならない不法投棄を懸賞で摘発とは、とてもいいアイディアですよね。これから山間部を通る時等、今まで特に気にも留めなかった不法投棄物に目がいってしまいそうです。