宇部市にて不法投棄現場を目撃しました。
そこはつい先日までラブホテルだったのですがそれを解体して廃材をそのまま放置していました。
これだけ取締りが厳しい山口県でこんな現場があるのかと半ば感心していると看板には福岡県の業者の名前がありました。
他県からやってきて山口県で不法投棄をしてお金だけ持って帰るなんて許せません。

ただ法律的に解釈すると以外に取締りが難しいのです。
まず産業廃棄物保管基準違反(第12条第2項)であると判断します。
ただこれだけでは直接的な罰則はありません。
そこで改善命令(第19条第3項)を出して期限を切り、それでも改善されないと改善命令違反(第26条の第2項)を適用して刑事罰を与えることが出来ます。
とても複雑でややこしいですね。

しかし重要なのは刑事罰を与えたとしても実際の不法投棄廃棄物は片付いていないと言う事です。
つまり

行政「刑事罰が嫌なら片付けろ!」
業者「刑事罰でも何でもご自由に!」
行政「ぐぬぬ・・・」

となる可能性が充分にあるということです。

はたしてこのラブホテル不法解体事件はどのようになるのか今後の流れを見守ります。