こんなニュースを見ました。
産廃焼却施設の計画廃止 業者が上里町に届出書

最初この記事を見たときは正直驚きました。住宅街に焼却施設を設置するのに地域住民が反対するのは良くありますが、工業団地内に焼却施設を設置するのに地域住民が反対するなんてあまり聞いたことがありません。

児玉工業団地

調べてみるとやはり普通の工業団地です。

産廃と聞いてイメージが悪いのはよく判りますが実際はどうでしょう。
業者は最新の焼却施設を設置して安全基準、環境基準をクリアして県知事に許可を取り毎年検査を受けながら処理業を行います。
行政が使用している焼却施設よりも数倍も性能が良いはずです。にもかかわらず住民は反対して業者を追い出しました。大義名分は「地元に産廃処理施設なんかいらない」「地元の水を汚すな」だと思います。

では地元から出た産廃はどうすれば良いのでしょうか。この工業団地から出る産廃はどうすれば良いのでしょうか。

答えは簡単です。

「よそでやってくれ」

福島県の震災がれきでも受け入れの考えを表明した自治体は地元住民の反対にことごとくつぶされました。最新の設備で放射能の危険が無いことを確認すると言ってもそんなことは関係なく答えはひとつでした。

「よそでやってくれ」

イメージだけが先行して中身を見てもらえない。
これほど悲しいことはありません。

だれが悪いわけでは無いですが焼却施設を設置しようとした業者の内容が本当に悪かったのかは気になるところです。

最後に、
これら反対住民の方々は毎日毎日家庭からゴミを排出しています。職場からは毎日毎日産廃を排出しています。
これはゆるぎない事実です。